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長野スキー旅☆はじめての善光寺
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牛に引かれて善光寺。
長野へは何度も訪れているのに、なかなか機会がなく。
牛さん、わたしも引いて行ってくれない?
なーんて思っていたら、やっとやっと!
牛には引かれなかったけれど、訪れることが出来た。
真っ白な雪降る中、視界も白くなってゆく中。
門に浮かぶ、金色の文字<善光寺
いいですねえ、イイデスネエ*







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かなり降り積もる雪のせいか、人もまばら。
そんな中、地元の方達が協力して参道の雪かきをしている。
小学生低学年くらいのちびっこもがんばってる。
大変そうだけど、地域のつながりが感じられて素敵だなあ。
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門前にいらっしゃるお地蔵さんも厚い雪帽子をかぶり寒そう。
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いっこうにやむ気配のない雪は、まわりをどんどん白く染めてゆく。
寒いけれど、奇麗だなあ。
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善光寺に来たら是非体験してみたかったこと。
それは<お戒壇巡り>と呼ばれるもの。
ご本尊をお祀りしてある本堂の瑠璃壇の下の暗闇の回廊を巡り、
ご本尊の丁度真下にある、<極楽のお錠前>に触れることが出来ると、
必ず極楽浄土へゆけるという。
本堂は、もちろん暖房などなく、とってもひんやりと冷え込んでいる。
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「アーザブイ...デモガマンガマン」

お線香の煙が立ち上る下を、懸命に支えてる獅子も寒そうにしてる。
うーん、外でがんばっている獅子もいるのだから、
これは寒い〜なんてイッテラレナイ。
よし、500円の内陣券を買って<お戒壇巡り>チャレンジ!

靴を脱ぎ、本堂へ上がると、靴下をはいているのに足が凍りそう。
ふるえながらも、瑠璃壇の右にある小さな階段へ。

「右手で腰の位置くらいの壁をたどりながら進む」

というような貼り紙がある。
では、鞄は左で持ってっと。
階段を下まで降りると、うわ、目の前が真っ暗!!!
ああ、なんてこと、ほんとに何にも見えない................
そうか、暗闇ってこういう闇のことを云うのね。
今、あまりこんな暗闇にはお目にかかれないから忘れてた...........

しかも、いつもたくさんの人がいて並ぶくらい、と聞いていたのに、
すぐ前には人がおらず、後ろにも人がおらず。
静かな静かな、
ブラックホールのように吸い込まれそうな漆黒の闇にドキドキ。
思わず、しっかりと壁に手を付けると、うわ、壁もツメタイ!
まるで氷を触っているかのように、ヒンヤリ。

冷たくなってゆく手足に、目の前に広がる漆黒の闇。
意を決して、かなりへっぴり腰で闇の中へ。
振り返っても、其処にいるであろう、主人の姿すら見えない。
氷のように冷たい床に壁だけれど、その感触だけが頼りだから、
手をはなすことは出来ない。
まっすぐな道ではなく、カーブもあるからかなりスリリング。
人の世界でない、神聖な場所へ来ているんだ、そんな感覚が湧く。

しばらくすると、後ろからおじさまたちがやってきた。
ああよかった。
心細い時の人の声って、なんてほっとするものなんだろう。

すぐに<極楽のお錠前>にたどり着くのかと思っていたけれど、
なかなかそれらしきものに手が触れない。
もしや、逃してしまった??って不安になったころ、
お?何やら金属に手が触れた!!
すごく小さなものだとばかり思っていたけれど、
うん、これなら逃すことはなさそう。
しっかりと、錠前を手に掴む。
この上に、ご本尊さまがおられるのね〜
なんとも不思議な感覚。アリガタヤアリガタヤ。

其処から少しゆくと、
ぼんやりと世界が明るくなり、上りの階段が現れた。
ああ、帰って来た。よかった、帰って来れた。
お戒壇巡り、体験出来てよかったなあ。


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本当は、参道でゆっくりとお店を見たかったのだけれど。
雪だからもう帰るよとせかされてしまった、くすん。

でも、本堂へ向かう途中、
母とふたりで1軒だけのんびりと見れた<木彫工芸 やまさき>さんで、
自分用のお土産をしっかりゲット出来ていたのだ。ふっふっふ
出てこられたおばさまによると、
お寺さんからのご依頼で木の彫物をされているお店なんだとか。
店内には圧倒されるようなだるまさんの彫り物や、
数々の民芸品がたくさんあり、見ていると楽しい。

手差しであろう鞠の飾り物と、
とってもいい表情に釘付けになってしまった、蓑を作る材料で作られた、
馬の置物を連れて帰ることにした。
すると、雪の中来ていただいたからと、少しおまけしてくださり、
ご縁がありましたから、と、五円玉をおつりにつけてくださった。
ううーん、いいなあ、こういうの。
雪の寒い日に、ほっこりとした温かさをいただいた。
うれしいなあ。


★お店の情報★

■木彫工芸 やまさき
長野県長野市元善街486
TEL/026・232・0328
※善光寺仲店通りの善光寺に向かって左側にあります。



慌ただしい善光寺参りになってしまったけれど、来れてよかった。
いつかまた、今度は少し暖かな時に来てみたい。
by mi-mian | 2010-02-15 17:52 | *長野旅
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